想いの欠片

いつだって欲しいものは
ただ一つだったのに
いつも手のひらから
跡形もなく零れ落ちてしまう

あの頃の私も
あの頃の気持ちも
いつしか みんな遠く遠く
流れていって

想いの欠片だけが
蜃気楼のように
心の端っこで揺れては

時々わけもなく泣けてくる

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